2020年01月

2020年01月30日

(映画)スウィンダラーズ(原題:꾼)

 ヒョンビン主演映画。ヒョンビンが、詐欺師に扮し、騙し騙されの頭脳戦を繰り広げる作品で、結構スリリング。飽きずに最後まで見れて、続編も作られるのでは、と期待を持たせる終わり方だった。ヒョンビンの髪型がいまいちだけど、まあそれもご愛敬で。

原題:꾼
公開:2017年(韓国)
監督:チャン・チャンウォン
脚本:チャン・チャンウォン
主演:ヒョンビン、ユ・ジテ、ぺ・ソンウ、パク・ソンウン、ナナ、アン・セハ
お薦め度:☆☆☆☆
ジャンル:ミステリー/アクション(怖くないし、アクションシーンも少ないけど...)

 
 スウィンダラーは英語のSwindler(詐欺師)。韓国語の詐欺師は、사기꾼だけど、原題は꾼のみ。꾼は名詞について~する人の意味。

 共助(コンジョ)でみせたような、ヒョンビンのかっこいいアクションシーンは皆無だけど、ストーリーがピュアに面白くお薦め!
 コメディ要素があるかといわれると、それほどコメディ要素はなくて。とはいえ、ヒョンビン演じるジソンは詐欺師のみを騙す「詐欺師」なので、人ってこう騙されるんだ、とみてると「ふむふむ」が多い。しかも、その騙される様子を、ヒョンビン演じるジソンの解説付きで、鑑賞することになるので、騙されやすい人へのアンチテーゼ感たっぷり。

 なぜ、人は騙されるのかを心理的に解明すると、「疑いを取り除くと、確信に変わる」ということで、なんかうさん臭いなあと思っていても、その疑念が単なる疑念に過ぎなかったとわかると人は信じてしまうそうな。これ、ビジネスでも使えるかも。

 脇役陣でいくと、ぺ・ソンウを誰かに似てる、と気になってみてて、視聴後でネットで検索し、増量した「オム・テウン!」だとわかり、すっきり。

関連画像           「オムテウン」の画像検索結果



stellaombra at 10:15|PermalinkComments(0)韓流 | ヒョンビン

2020年01月29日

お昼12時のシンデレラ(原題:杉杉来了)

 グーマン(顧漫)のシンデレラ三部作のうちの1作。チャン・ハン×チャオ・リーインの主演カップルに嵌れず、早送りしつつ最後まで視聴。原作買うほどでもないかな、と思った作品。他の二作「マイ・サンシャイン」と「シンデレラはオンライン中」と比較すると視聴率も伸び悩んでいるので、グーマン原作のドラマを見ていない方は、他の2作を先に見るほうがキュンキュン出来ること間違いなし。

原作:杉杉来了
公開:2014年
監督:リウ・ジュンジェ
脚本:
主演:チャン・ハン、チャオ・リーイン
お薦め度:☆☆
ジャンル:ラブロマンス
 
 

「マイ・サンシャイン」のイーチェン役のウォレス・チョン、「シンデレラはオンライン中」のショウ・ナイ役のヤン・ヤンに劇嵌りだっだんだけど、本作のチャン・ハンには見る前から嵌れず、結局最後まで嵌れずじまい。ここは、「永遠の桃花」で夜華を演じたマーク・チャオとは大違い。見た目のルックスはタイプではなくても、ドラマが進むにつれてイケメン設定が違和感なくすっときたマークに対し、チャン・ハンはずっと低空飛行。ドラマの中で、「僕はイケメン、女性にモテモテ」のようなセリフを何度も何度も自分でいうんだけど、なんだかな、という感じで、まったく共感出来ず。本作だけなのかと思い、他の作品のチャン・ハンもチラ見したけど、どれもこれも「おっ」までいかず。強いて言えば、「少年四大名捕」の時の役がまだいい。チャン・ハン出世作は、「花より団子」の中国語版、道明寺なんだけど、You tubeでチラ見したけど、こちらもあまり嵌れなくて...。

 ヒロインのチャオ・リーインは、どこかで見たことある!と思ってずっと見てて「三生三世 十里桃花」のにっくきスーチンの侍女役の女優さんに似ている、とはっと気づく(撮影時のチャオ・リーインは相当増量していたようで顔のラインがまんまるになってるけど)。典型的な整形顔(特に、目)に見えてしまい、最初から最後まで一度も可愛いと思えず。ドラマの設定も、普通のOLって設定なのでまあぴったりといえばぴったりなのかも、だけど。
 「趙麗穎」の画像検索結果

 肝心のキュンキュンラブラインも、チャン・ハン演じるフォン・トンは大企業のトップでありながら、食べ物好き嫌いが多く気難しい人物。その好き嫌いをチャオ・リーイン演じるシャンシャンに取り分けさせて一緒に食事をしているうちに、彼女を好きになるという、設定で。全くキュンキュン出来ず。食べる姿にFALL IN LOVEだったので、ヒロインを「僕の子豚ちゃん」と呼ぶんだけど、「子豚」と呼ばれて嬉しいか???と、日本人的感覚では???が脳内駆け巡りまくり。

 とはいえ、見て良かったことといえば、同じグーマン作家の原作ドラマ化なので、「シンデレラはオンライン中」にショウ・ナイが開発したゲームアプリを風騰(フォン・トン)の前でプレゼンする場面があって、あの風騰の会社のお話ね、と思うとなんかキュンキュン。こうした二つのドラマがクロスオーバーする設定は、ファン的には心憎いと思える演出。ちなみに、原作「杉杉来了」の番外に、ショウナイ×ウェイウェイと二人の子供が上海にある風家を訪問する話が描かれていて、グーマンのファンサービスっぷりには拍手!




stellaombra at 11:06|PermalinkComments(2)華流 | その他―華流

(映画)神と共に 第2章 因と縁(原題:신과함께-인과 연)

 前作が大ヒットの「神とともに第1章」の続編。Unextだとまだポイントが必要なこともあり、今回はソウルに行ったときにダウンロードしてきたNetflixで韓国語字幕付きで視聴。(日本ではまだ未配信)

原題:신과함께-인과 연
公開:2018年
監督:キム・ヨンファ
脚本:キム・ヨンファ
主演:ハ・ジョンウ、チュ・ジフン、キム・ヒャンギ、マ・ドンソク
お薦め度:☆☆
ジャンル:ファンタジーアクション


 

 チュ・ホミンのウェブ漫画が原作。Wikiによると、以下抜粋。
「韓国映画史上初めて前作(『神と共に 第一章:罪と罰』)と併せて2作同時に製作され、総製作費は約400億ウォン(約42億円)に上った。前作と併せて撮影には約1年を要した。韓国映画として初めて全公開国でIMAX上映された。観客動員数は1,227万人を記録し、韓国映画史上初の2作連続1,000万人突破となった。」
 ということで、観客動員数で見ると大ヒットなんだけど、個人的には第1章同様嵌れずじまい。CGによる効果がスゴイと思われるので、こうした作品は、やっぱり劇場でみてこそ、なのかも。

 視聴から1週間たって、所感を書こうとすると「...。」何も出てこず。結論、私には合わず、ということなんだろうな・・・。



stellaombra at 10:21|PermalinkComments(0)韓流 | チュ・ジフン

2020年01月28日

(映画)君の誕生日(原題:생일)

セウォル号沈没事故のその後を描いた映画。チョン・ドヨン主演。と言っても内容が重く、韓国語の勉強にという名目がなければ、途中で脱落間違いなし、という作品。本作の日本公開は2020年6月5日予定!

原題:생일
監督: イ・ジョンオン
脚本:
主演:チョン・ドヨン、ソル・ギョング
お薦め度:☆
ジャンル:ドラマ



 映画に単なる娯楽性ではなく、文学性とか高尚さを求める人には向く作品なんだろうけど、エンタメ性や非現実性を求める人には重い、重すぎる。私も見始めてから、最後まで到達するまでに1週間以上要してしまったので、合わなかった部類。

 セウォル号の事故で高校生の息子を亡くしたチョン・ドヨン演じる母親が主人公。つらい事故で子供を亡くしたのはすごくわかるんだけど、その悲しみから抜け出せず、時間が経ってもずっと周りに当たり散らしたり、理解してよ、みたいな雰囲気をぷんぷん出してて正直嫌な女感が半端なし。そんなチョン・ドヨンには全く共感できず。実際、劇中でも人は誰しもいえない喜怒哀楽の感情を抱えてるはずだし、人それぞれに事情があるだろ、って感じなのに、他人を思いやる余裕が全くなくって、同じセウォル号で子供を亡くした遺族からも、「自分だけ遺族なわけ。何様のつもり」と言われてる。

 多分、ちゃんと見れば、いろいろ伝えたいメッセージが伝わってくるんだろうけど、正直読み取る気力がわかず、終了。まあ唯一、悲劇に浸り続けても意味なし。早く前を向いて人生生きるべし、が得られた教訓かな。

 ヒューマンドラマを見たい方にはお薦め。エンタメ期待なら、パスでいい映画かな。



stellaombra at 13:04|PermalinkComments(0)韓流 | その他―韓流

2020年01月23日

紅楼夢(原題:紅樓夢)

ヤンヤンデビュー作。2010年公開で、撮影時はヤンヤン17歳。
邦題シンデレラはオンライン中でヤンヤンの王子様っぷりに嵌ってしまい、韓国語お教室の華流ドラマ好きのクラスメートに借りたBlueRayで50話視聴。

原題:紅樓夢
公開:2010年
監督:リー・シャオホン
原作:曹雪芹(いわずと知れた中国古典の最高傑作のひとつ)
主演:ヤンヤン、ジャン・モンジェ、バイ・ビン、ヤオ・ディー、チョウ・ツァイチン
お薦め度:☆☆
ジャンル:ラブロマンス
http://www.cinemart.co.jp/kouroumu/

動画は私の一番のお気に入りで、本ドラマのハイライト。宝玉はだまし討ちで結婚させられ、失意の
黛玉はひっそり亡くなり、黛玉の死後も宝玉は彼女を想い続けるという「44集」


 
 ヤンヤン見たさに見
始めたので、ヤンヤン演じる成人の
賈宝玉登場の32話から視聴開始したのはいいけど、ヤンヤンの出番が少なくてちょいがっかり。というか登場人物おおすぎで途中から見始めると、誰が誰だかの人物関係が良くわからず、話についていくのがとても大変だった。でも、名場面の宝玉が正気を失ってから、だまし討ちで結婚させられ、死んでしまった黛玉を想い哀しみに暮れ、結局は世俗を捨ててしまうまでは、さすが古典!という作りで感動。というより、ヤンヤンの美少年っぷりに悩殺される。

 紅楼夢は中国版「源氏物語」といわれ、美少年宝玉以外にたくさんの美少女が出てくる。その美少女の2トップが林黛玉(リン・タイギョク)と薛宝釵(セツ・ホウサ)。個人的にはジャン・モンジェ演じる林黛玉の美少女っぷりに圧倒された。とにかく、仕草、特に手の仕草が美しい。主演の3人のうち、宝玉と宝釵は幼少期と成人期で役者が変わるけど、ジャン・モンジェは一人で幼少期も成人期も演じてたけど、まったく違和感なし。

 気になったことといえば、原作がそうなのか、キャラクターの性格を演技でみせるのではなく、セリフで露骨に表しているところ。分かりやすいといえば、わかりやすいけど興ざめなことも多くこれはちょっとがっかり。

 源氏物語的に解釈すると、黛玉は紫の上っぽい立ち位置で宝玉の最愛の人。ただ、性格は紫の上と違い、葵の上。神経質で気位が高くて、プライドを傷つけられるとすぐ怒って、しかも好きと気持ちを素直に表現できず、内にため込むタイプで、結果まさに美人薄命。一方、宝釵は性格は紫の上。だからなのか、恋をするなら黛玉で、結婚するなら宝釵といわれているらしい。

 いずれにしろ、お互い想いあっている宝玉と黛玉がハッピイエンドとならないところが「愛の古典」といわれるゆえんかも。刹那すぎる。



stellaombra at 00:18|PermalinkComments(0)華流 | ヤン・ヤン