2020年05月

2020年05月28日

愛の不時着(原題:사랑의 불시착)

2月23日よりNetflixで配信になったヒョンビン主演ドラマ。「トッケビ」を抜いて歴代tvNドラマで最高視聴率を記録した大ヒット作。現在、Netflixの国内ランキングで上位に君臨の人気ドラマ。ソン・イェジン演じるセリもソ・ジヘ演じるダンも出てくるヒロインがとにかくかっこいい。一本筋が通ってて、自立してる。こうしたかっこいいヒロインに共感できるってのもこのドラマがヒットしてる要因のひとつかも。

原題:사랑의 불시착
公開:2019年12月~2020年2月(tvN) 
監督:イ・ジョンヒョ
脚本:パク・ジウン(「星から来たあなた」、「青い海の伝説」)
主演:ヒョンビン、ソン・イェジン、キム・ジョンヒョン、ソ・ジヘ
お薦め度:☆☆☆
ジャンル:ラブロマンス




 配信と同時に視聴開始。ソン・イェジンのドラマは視聴率がいいのに「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」しかり、「サメ〜愛の黙示録〜」、「夏の香り」、「個人の趣向」とよくもここまでというくらい、なぜか今まですべて途中離脱。実は本作も、見始めてすぐ脱落。で、最終話からさかのぼって視聴し、完走。見終わってからはお気に入りのシーンを繰り返し視聴。

 ヒョンビンは安定のカッコよさ。北朝鮮のエリート軍人役。演じるジョンヒョクは、恋愛に関しては純情で(ウブ)な設定で、今まで演じたヒョンビンのキャラクターとは全然違う。ソン・イェジン演じるセリの動に対し、静って感じ。

 ストーリーはパク・ジウン作家お得意の運命の恋物語。「星から来たあなた」、「青い海の伝説」のようなファンタジーものではないけど、北朝鮮将校と韓国の財閥令嬢の恋愛という非現実的な設定。そこにこれでもか、ってくらいに二人の恋を「運命」的に仕立てる伏線をちりばめて、回収してというドラマで、個人的にはちょっとやりすぎだろうで辟易。しかも最終話はこれでもか、といろいろ盛り込みすぎてて駆け足感が半端ないのは、韓流ドラマあるあるだった。

 途中特別出演で、チェ・ジウとキム・スヒョンが出てくる。チェ・ジウは本人役で、キム・スヒョンは映画「シークレット・ミッション」で演じたドング役。チェ・ジウ登場のシーンでは、クォン・サンウがドラマ「天国の階段」でかぶってたのと同じような赤色の毛糸の帽子が出てきて、細かいところに韓流ドラマファンを喜ばせる要素がちらほら。

 個人的には、切なさではキム・ジョンヒョン×ソ・ジヘカップルのほうが断然ぐっとくる。ソ・ジヘは一途にヒョンビン演じるジョンヒョクを想い続けるんだけど、結局報われず、最後には自分の命をかけて愛してくれたキム・ジョンヒョン演じるク・スンジュンを選ぶ。彼女の愛はクール。普通だったら、こんな想われ方をしたら、絶対普通の男ならソ・ジヘ演じるダンを選ぶだろう、なんだけど、ダンはプライドが高いがゆえに自分の気持ちを素直に相手に伝えられず、強がっちゃうので結果報われれず。ダンは大好きなジョンヒョンが想うセリに対しても、策を弄して罠にはめる汚いこともせず、真っ向から堂々勝負。そんなダンを認めてくれるスンジョンがいて、スンジョンがいうように、ジョンヒョクに対する想いが「愛」ではなく「執着」だと早くに気づき、想いを断ち切っていたら、きっと彼女の愛も違う結果になったんじゃないかと思うと、切ない。
 こうした切ないカップル登場は「太陽の末裔」もそう。太陽の末裔もだけど、どちらかというと二番手カップルに共感する私。

 ヒロインのソン・イェジンよりも個人的には準ヒロインのソ・ジヘのほうが美人さん。ソン・イェジンより2歳年下の35歳なんだけど、実年齢よりもっと若くみえる。だから、1990年生まれ29歳のキム・ジョンヒョンと並んでも全然違和感なし。逆にキム・ジョンヒョンは本作で初めて知ったけど、落ち着いた演技をするのでもっと年上にみえた。

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stellaombra at 15:33|PermalinkComments(0)韓流 | ヒョンビン

(映画)工作 黒金星と呼ばれた男(原題:공작)

骨太の映画。実話を基にしたスパイ映画。これを見ると、韓国の至るところにCCTVが設置されているのもなんとなく文化的に納得。昔から盗聴に抵抗がない国なんだなあと、と。まあ多少的外れな感想ではああるが。チュ・ジフンが出てるということで、視聴。

原題:공작
公開:2018年
監督:ユン・ジョンビン
脚本:
主演:ファン・ジョンミン イ・ソンミン チョ・ジヌン チュ・ジフン
ジャンル:ドキュメンタリー、スパイ
お薦め度:☆☆☆
https://news.yahoo.co.jp/byline/kuwahatayuka/20190816-00138574/

 

 ユン・ジョンビン監督は1979年生まれの40歳。ネットで検索した時にヒットしたウィキペディアの写真があまりにも若くて、変なところでちょっとびっくり。

 映画自体は、私の好きなジャンルのラブコメでも、コメディでもなく、実話に基づくフィクションで結構重い内容。北の核開発実態を探るために工作員として潜入した男が主人公のお話。個人的には彼と、北朝鮮の外貨獲得を統括していたリ所長との男の友情にちょいほろりと来る。

 お互い祖国は一つだけど、平和を望み、武力行使を嫌い、国を裏切っても信じる信念のために生きるところとかが、一貫してて生き方としてかっこいい。

 にしても、韓国の選挙が近づくたびに、韓国の政治家が北朝鮮に武力行使を依頼し、常に反共産政権が誕生するよう主導する裏工作を行っていたという信じがたい事実にちょい驚く。そして、あっさり都合が悪くなると、個人を切り捨てる。所詮、国家ってそんなもんだよな、という政治の汚い部分を描いている映画。

 まさに、今も続く北朝鮮の断続的武力行使が何らかの政治的意図を持っていることを改めて考えさせる契機になるいい映画だった。こうした骨太の映画もたまにはみない、とね。

 でも、期待していたほどチュ・ジフンの出番は多くなくてちょっとがっかり。





stellaombra at 15:25|PermalinkComments(0)韓流 | チュ・ジフン

2020年05月25日

輝ける彼女(原題:자체발광 그녀)

 大分前にdTVで見て、今回Unextでみて斜め見。キム・ヒョンジュンもパク・カンヒョンもいまいちタイプじゃないんだけど、ソ・イヒョンはタイプ。どちらかというと、女優さんは童顔の可愛い系よりは、モデル体型の美人さんのほうに憧れがあるからかも。

原題:자체발광 그녀(直訳「自己発光女子」
公開:2012年(KBS)
監督:イ・ジョンピョ
脚本:ユ・ヨンウン、ソン・ミンス
主演:ソ・イヒョン、キム・ヒョンジュン、パク・カンヒョン
お薦め度:☆☆☆
ジャンル:ラブコメ




年下トップスターと仕事のできる元カレの間で揺れるアラサー女子の三角関係ラブコメ。仕事も恋も諦めないというキャッチは今の時代にもマッチ。

にしても、職業に男女差はないとはいえ、やっぱり脚本家は女性、監督/PDは男性というのがテレビ界の普通、なんだなと。最近見た、そして見ているドラマの設定もまさにその通り。放送作家や脚本家が女性主人公で、監督は男性。時代が変わっても変わらないんだなあ、と。脚本家さんは、自分の日常を書くことが出来るからか、韓国のドラマでは「脚本家」が主人公の設定のドラマは結構多い。リサーチ少な目でリアルにかけるからだろうな、と。

本作は、ソ・イヒョン演じるジヒョンの生き方に元気をもらう一作!

stellaombra at 11:08|PermalinkComments(0)韓流 | その他―韓流

2020年05月24日

花より男子(原題:꽃보다 남자)

 言わずと知れた神尾葉子原作漫画の実写版。「いたずらなキス」同様、日中台湾、韓国で実写化されてる人気の作品。韓国版も最高視聴率35.5%の大ヒット作。
 今更ながら「ザ・キング」でイ・ミンホをみて、過去の作品をみてみるかと思い立ち、見始め最後まで一気に飛ばしつつ視聴。韓
 
原題:
公開:2009年
監督:チョン・ギサン전기상
脚本:ユン・ジリョン윤지련
主演:ク・へソン、イ・ミンホ、キム・ヒョンジュン、キム・ボム、キム・ジュン、구혜선, 이민호, 김현중,김범, 김준
お薦め度:☆☆
ジャンル:ラブコメ

 https://www.tbs.co.jp/hanryu-select/hana-dan/chart/

 

 ストーリーは割と漫画で出てくるハイライトシーンを韓国風にアレンジしてるので、日本の実写版とのオーバーラップも多くて「あ~あのシーンね」という感じでストーリー自体はストンと入ってきた。
 ちなみに、イ・ミンホは「ザ・キング」は超イケメンカリスマ皇帝がしっくりだけど、この頃は演技力もまだいまいちで、顔もなんか垢抜けなくて、そんなに嵌るって感じではなかった。ク・へソンのほうは、アン・ジェヒョンとの離婚騒動のイメージが強くて、なんか見ていてもどうもイメージ先行になっちゃって、こちらにも全然嵌れずじまい。
 
 いずれにしても、実写版は大好きな日本版のイメージが強すぎて、韓国版には嵌れずじまい。
 強いて言えば、韓国版は静役の女優さんは、日本版よりもしっくりだったかも。




stellaombra at 23:48|PermalinkComments(0)韓流 | その他―韓流

2020年05月10日

(映画)EXIT(原題:엑시트)

チョ・ジョンソク×ユナ主演の映画。ソウル留学中に公開されていた映画。見に行こうと思いつつ、結局行かずじまいだけど、気になっていた映画。2019年の釜山映画祭でも公開されていた作品。

原題:엑시트
公開:2019年
監督:イ・サングン
脚本:イ・サングン
主演:チョ・ジョンソク、ユナ、カン・ギヨン
お薦め度:☆☆☆
ジャンル:サバイバルパニック、コメディ


https://gaga.ne.jp/exit/

全くあらすじも知らず、ただタイトルと主演の二人の名前とポスターのイメージだけで興味を持ち、期待して見始めた。でも、途中から中だるみしてしまって、最後は流しながら見てしまった作品。「進撃の鉄棒男」で始まる最初のつかみは良かっただけに残念。
コン・ユ主演の「新感染 ファイナル・エクスプレス」とコンセプトは同じあり得ない設定のサバイバルパニック映画なんだけど、なぜ「Exit」が途中で飽きちゃうかというと、主演の二人が逃げるシーンが延々続くからだと思う。でもって、この二人が逃げるところに焦点があたりすぎてて、随所に放りこまれるヒューマンドラマの部分が霞んでしまってるからのような気がした。

勿論、救助の場面でドローンが出てきたり、それをリアルタイム配信したりとかは、今どき感たっぷりといえばたっぷりなので、みる価値がないかといえばそうでもない。けど、強くお薦めという映画でもないかな。











stellaombra at 14:22|PermalinkComments(0)韓流 | その他―韓流