2021年01月17日
(映画)マルモイ 言葉集め(原題:말모이)
通っている翻訳学校の友達に薦められた作品。習っている先生が字幕、吹替共に担当の作品で、実話を基にしたお話。反日というか抗日のシーンがたくさん出てくるので、重めの内容だし、日本人としては見ていると気分が重くなる映画なのでミニシアター好きで考えさせられる映画が好きな人向け。VPNで韓国のnetflixに接続し、韓国語字幕で視聴。
原題:말모이
公開:2019年
監督:オム・ユナ
脚本:オム・ユナ
主演:ユ・へジン、ユン・ゲサン
お薦め度:☆☆☆(2.5)
ジャンル:ドラマ
英語の題は「The secreat mission」で原題からはちょっと離れた題名になっているけど、日本語はそのままマルモイと韓国語をカタカナ読みした題名になっている。副題として日本語訳の「言葉集め」の訳語が追加されている。題名はストーリーそのままで、日本支配下の朝鮮における、朝鮮語辞書編纂にまつわる実話が書かれている。でもこの映画を見て、なぜ韓国語の中に「日本語と似た単語」が多いのかの理由を理解することができた。日本統治下の時代に、朝鮮人に対して日本語教育を施した名残で、日本語が残っているんだなあ、と。だから、日本人にとっては韓国語は単語の点で共通の単語が多く、学びやすい言語なんだと、ストンと腹落ちした。
とはいえ、まだ中国もだが、韓国でもこうした日本統治下とか、反日を煽るような映画やドラマが制作されていることにちょっと日本人としては悲しさも感じえない。まあ、記憶として残す必要はあるんだろうけど、映画だとどうしても脚色されているし、(実際はもっと酷いのかもしれないけど)、見た人はそのまんま「反日」のイメージが自然に植え付けられてしまう。
そのため、伝えたいメッセージの「言葉は文化」であるという点よりは「反日」にスポットが当たってしまう気がして個人的にはあまりいい気はせず見ていた。
でも、映画としては韓国でもそこそこの興行成績を上げ、日本では吹替も字幕版も制作されているということで、それなりに予算をとっているところをみると、何らかの意図をもって日本人に見てもらいたいと思っているんだなあ、という制作会社の意図は感じる。因みに制作会社は「インターフィルム」という会社で韓国映画やドラマではほぼ聞かない会社が買い付けている。内容的にも興行成績的にも日本ではあまり受けないだろうと思い、韓国映画やドラマを買い付ける大手が手を出さなかったんだな、と思った。恐らく内容的にも、韓国側も日本に輸出は考えていないだろうから、コンテンツとしてはそれほど高くはなかったので、多分吹替、字幕の両方を作成する予算が取れたんだろう、なあと思う。
繰り返し、ミニシアター系好きの人はみてみてもいいかな、の映画。
映画にキュンキュンを期待する人には全くお薦めしない作品。
原題:말모이
公開:2019年
監督:オム・ユナ
脚本:オム・ユナ
主演:ユ・へジン、ユン・ゲサン
お薦め度:☆☆☆(2.5)
ジャンル:ドラマ
英語の題は「The secreat mission」で原題からはちょっと離れた題名になっているけど、日本語はそのままマルモイと韓国語をカタカナ読みした題名になっている。副題として日本語訳の「言葉集め」の訳語が追加されている。題名はストーリーそのままで、日本支配下の朝鮮における、朝鮮語辞書編纂にまつわる実話が書かれている。でもこの映画を見て、なぜ韓国語の中に「日本語と似た単語」が多いのかの理由を理解することができた。日本統治下の時代に、朝鮮人に対して日本語教育を施した名残で、日本語が残っているんだなあ、と。だから、日本人にとっては韓国語は単語の点で共通の単語が多く、学びやすい言語なんだと、ストンと腹落ちした。
とはいえ、まだ中国もだが、韓国でもこうした日本統治下とか、反日を煽るような映画やドラマが制作されていることにちょっと日本人としては悲しさも感じえない。まあ、記憶として残す必要はあるんだろうけど、映画だとどうしても脚色されているし、(実際はもっと酷いのかもしれないけど)、見た人はそのまんま「反日」のイメージが自然に植え付けられてしまう。
そのため、伝えたいメッセージの「言葉は文化」であるという点よりは「反日」にスポットが当たってしまう気がして個人的にはあまりいい気はせず見ていた。
でも、映画としては韓国でもそこそこの興行成績を上げ、日本では吹替も字幕版も制作されているということで、それなりに予算をとっているところをみると、何らかの意図をもって日本人に見てもらいたいと思っているんだなあ、という制作会社の意図は感じる。因みに制作会社は「インターフィルム」という会社で韓国映画やドラマではほぼ聞かない会社が買い付けている。内容的にも興行成績的にも日本ではあまり受けないだろうと思い、韓国映画やドラマを買い付ける大手が手を出さなかったんだな、と思った。恐らく内容的にも、韓国側も日本に輸出は考えていないだろうから、コンテンツとしてはそれほど高くはなかったので、多分吹替、字幕の両方を作成する予算が取れたんだろう、なあと思う。
繰り返し、ミニシアター系好きの人はみてみてもいいかな、の映画。
映画にキュンキュンを期待する人には全くお薦めしない作品。