ソン・スンホン

2020年04月13日

師任堂(サイムダン)色の日記(原題:사임당 빛의 일기)

イ・ヨンエが13年ぶりのドラマ主演復帰作。お相手役はソン・スンホン。通っている映像翻訳の学校の先生が本作の翻訳にかかわっていることから、Netflixで時間を見つけてちょこちょこ視聴し、週末に漸く視聴終了。(最後は結構駆け足で、早送りだったけど)

原題:사임당 빛의 일기
公開:2017年(SBS)
監督:ユン・サンホ
脚本:パク・ウンリョン
出演:イ・ヨンエ、ソン・スンホン、ヤン・セジョン
お薦め度:☆☆
ジャンル:時代劇、ドラマ
字幕:小寺由香、岩井理子他

http://www.cinemart.co.jp/saimdang/


Netflixで視聴開始したときは、日本語字幕のみだったため、語学の勉強にならないなあと思い、見始めてから何度も途中で断念していたけど、↑のサイトで通っている語学学校の先生が翻訳にかかわっていることを知り、字幕の勉強を兼ねて視聴。(残念ながら、本国でも視聴率はいまいちだったようで、私も実は何度も途中脱落で、見終わるまでに結構時間がかかってしまった。最後は疲れて早送りで一気見。苦笑)

字幕の勉強としては、習っていた時代劇の訳を確認出来て良かったかなと。授業で聞いていた通り、約束は時代劇では「ヤクチョ」になっていたし、法律的文書も「証文」と訳されていたし。授業で「証文」の訳をいろいろ悩んだけど、結局のところ時代劇では「証文」という定訳に落ち着くことを再確認。

ドラマのストーリーは、韓国語版「ダヴィンチ・コード」みたいな感じで、アンギョンの「金剛山図」にまつわる秘密を現代と過去を行き来しながら解いていく、ファンタジー要素ありの時代劇。
イ・ヨンエ×ソン・スンホンという大物俳優起用にもかかわらず、いまいち視聴率が振るわなかったのは、朝鮮時代で二人のラブラインを無理やりこじつけて入れ込もうとしたためかな、と。(イ・ヨンエは良妻のイメージがあるので、「チャングムの誓い」で演じた賢い女性は似合うけど、アラフィフになってからいくら綺麗といってもソン・スンホンとのラブラインにちょっと無理があったのかなと。)おそらく視聴者の期待値もそこではなかった気がする!

あと、時代劇でありがちな、官僚の不正とか腐敗もちょっとくどくどしてて、現代のイ・ヨンエ演じるジユンを取り巻く不合理もちょっと行き過ぎ感があり、みててすかっとする感じもしなくて、巣籠中にみるならコメディに限る、と再確認の一作。








stellaombra at 17:59|PermalinkComments(0)

2020年02月29日

男が愛する時(原題 남자가 사랑할 때)

ソン・スンホン主演ドラマ。「マイ・プリンセス」を見てソン・スンホンに嵌ったときに、他の作品も見たくてdtVで視聴。

原題:남자가 사랑할 때
公開:2013年
監督:キム・サンホ、チェ・ピョンギル
脚本:キム・イニョン
主演:ソン・スンホン、シン・セギョン、ヨン・ユジン、チェ・ジョンアン
お薦め度:☆☆
ジャンル:(ちょいドロドロの)ラブロマンス

https://www.homedrama-ch.com/special/otokogaaisurutoki



 
 ここまで拗らせなくてもというドラマ。ループのように主要登場人物が(一途に)報われない相手を想うというドロドロドラマ。

 ソン・スンホン演じるテサンは、(なぜか)12歳も年下のシン・セギョン演じるミドに一目ぼれし、一途に想い、両想いになって一瞬付き合うんだけど、結局ミドは同年代のヨン・ウジン演じるジェヒに惹かれ、浮気しそれがみつかってしまい、泥沼に。チェ・ジョンアンは、さすがヤクザの愛人演じるだけあって、大人の女の魅力全開で美しい。

 この頃はまだ、女優さんも今ほど白肌でなく、シン・セギョンも陥没あるわ、色も今ほど色白でなくで、ナチュラル。チェ・ジョンアンも歳相当にしわもあるし。

 正直、シン・セギョン演じるミドは全然好きになれないキャラクター。チェ・ジョンアン演じるペク・ソンジュは可哀そうなキャラクター。でもどちらが好きかといえば、チェ・ジョンアン。チェ・ジョンアンは一途に想い続けたテサンとの結婚式の当日、テサンを救うために、結婚式場に行かないという選択をする。自分の想いを犠牲にし、相手を救う、という意味ではかっこいい。それに対して、ミドは浮気がばれてからも、ズルズルし、結局テサンもジェヒも不幸にしちゃうダメ女。その癖、散々貢がせて捨てたくせに、最後にはテサンに戻ろうとする強かさは嫌な女でしかなかった。

 全然タイトルの「男が愛する時」が理解できなかった。普通なら、早くミドみたいな女はみきるだろう、と。男性に対するアンチテーゼを含むドラマ、かつ実際の愛は思うようにいかない!と教えるためのドラマ、といったところか。


stellaombra at 03:55|PermalinkComments(0)