ウ・ドファン
2020年06月17日
ザ・キング: 永遠の君主(原題:더 킹:영원의 군주)
Netflixで韓国で放送終了後、わずか1時間遅れで日本語の字幕付き(韓国語の字幕あり)視聴可能で、日本で視聴できる韓流ドラマではNetflix初の試み。6月12日に放送終了で、遂に視聴終了。
「トッケビ」では何度も泣けたのに、本作では一度も泣けずじまい。でも、新たなお気に入り「ウ・ドファン」くんを知る!
原題:더 킹:영원의 군주
公開:2020年(SBS)
監督:ペク・サンフン、チョン・ジヒョン백상훈, 정지현
脚本:キム・ウンスク김은숙
主演:イ・ミンホ、キム・ゴウン、ウ・ドファン、キム・ギョンナム、チョン・ウンチェ、イ・ジョンジン、이민호, 김고은, 우도환, 김경남, 정은채, 이정진
お薦め度:☆☆☆
ジャンル:ラブロマンス
https://programs.sbs.co.kr/drama/theking/cast/63972#0_0
正直、1~3話は詰まらなくて脱落しそうになってて、4話で初めてキム・ゴウン演じるテウルが、イ・ミンホ演じるイ・ゴンの世界にいってからが俄然、私的には面白くなった。大好きなジャンルがラブコメとラブロマンスなので、主演ふたりのラブラインが始まってからのほうが、面白く感じるのは当然といっちゃ当然だけど。
とはいえ、残念なのはキム・ウンスク作家が反日だ、と感じる設定とセリフが多いこと。ミスターサンシャインもそうだったけど、70年代生まれの脚本家の作品は必ず反日の場面というか設定が出てくる(ホン姉妹の「ファユギ」でも反日の話が出てくる。彼女たちも70年代生まれ)。6話でも露骨に出てきて、正直ちょっとというか(かなり)不快になってしまった。どこのスポンサーに配慮した反日だったのか???だけど、キム・ウンスク作家にしては初の露骨な反日だったように思う。中国に留学してた2009年もそうした反日のドラマや、戦時中のドラマが普通に地上波で繰り返し放送されていて、こうやって思想教育やっていたのか、と感じていたけど、今の韓流でもドラマや映画で反日を扱うものが多いことにちょっとがっかり。
脱線しちゃったけど、ラブラインについては正直テウルの気持ちの傾き方が突然すぎで、・・・。なんの事件もないのに、Fall in Loveだったのでいや~結局、お金?地位?に惹かれたのか、と思わせられてしまって、すごく唐突感。やっぱりキム・ウンスク作家の目線では、女性は男性の添え物なんだな、という事実をまざまざと見せつけられて、。最初から最後までなぜそんなに好きだったのか、最後まで見終わってもいまいちわからなかった。
でも、ドラマ自体も並行世界という設定が分かりにくいので、ドラマへの没入感も正直いまいち。キム・ウンスク作家は、ラブロマンスはいいけど、サスペンスには向かないのかなと。サスペンスの書き方が、個人的にはとても雑に感じた。これまでの作品をみても、刑事事件ものの作品ってないし、その意味でもこうしたサスペンス系の謎解きがもしかしたら苦手なのかも、と感じた。だから結局、なにがいいたいんだろう、と感じるところが結果的に多くなっていたように思う。ミスター・サンシャインもだったけど、二作続けてキム・ウンスク作家いまいち。韓国で放送されているリアルタイムの視聴率も最後まで浮上しずじまいだった。
しかも、肝心のお得意ラブラインも、なぜ~っていうくらい単純すぎ。
しかもしかも、テウルがゴンに会うたび(多分切なくって好きすぎて)泣いてばかり。とにかく毎回、これでもかっていう位、泣く泣く泣く。1話の中で一体何回泣くんだ、ってくらい強烈に頭に残るくらい泣いてばかり。正直、キム・ゴウンが泣くたびに強烈に白けて、泣くシーンはついつい早送り。
ゴウンちゃん大好きだったけど、本作でいまいちな女優さんに転落しつつある。演技力に定評のある女優さんなのに、どうも共感出来ない。特に、泣く演技が強烈に毎回同じようで、泣くにしてももっと違う泣き方ができるだろうと。警察官で汚い言葉遣いなのに、ゴンのことでは泣いてばっかりなので、個人的には・・・キャラクター崩壊してるな、と感じながらみていた。「トッケビ」観てた時は、ウンタクと一緒に大泣き出来たのに、本作では全く「泣く」気になれない。完全、勉強用の教材として割り切っての視聴となった。
で、最終話を視聴し終わっても感想は、う~~~ん。韓流ドラマあるあるの終わり方だった。よく言えば「伏線」を回収して、になるんだろうけど、正直「詰め込み」過ぎててちょっとおなか一杯。
韓流ドラマでは、とにかく最終話に「これでもか!」と詰め込むパターンが多いのでまさにそんな終わり方だった。
本作は本国での視聴率が低迷が話題になった作品だけど、ウ・ドファン演じるウンソプとヨンがとてもいい味を出していた。ちょっと抜けてて可愛い系のウンソプと、隙が無い出来る男系のヨン。どっちもそれなりに魅力があってみていてテンションあがる。けど、最近は出番も少なくて、私のお気に入りの可愛い系ウンソプが見られなくなってちょい残念。ヨンはヨンでかっこいいから、まあ許すけど。最後まで、ヨンはクールでカッコよかった!!
それにしても、ク総理は、話が進めば進むほど、イヤな女になっていき、最後までイヤな女だった。
https://programs.sbs.co.kr/drama/theking/clip/63960/OC449452822
このドラマ、テウルにしろ、ク総理にしろ、ルナにしろ、共感できる女性キャラがいない。いくらキム・ウンスク作家が「プリンスメーカー」といえども、ドラマの視聴者は圧倒的に女性が多いのに、ここまで女性の主演キャラを時代と逆行したふうに描くとは、感覚が古くなってきているのかな、と。
「トッケビ」の2016年と、今の2019/2020年では明らかに女性の社会進出を後押しする雰囲気はさらに増長されているし、「女性」が強くなってきているのに、「愛のために」命まで捨てちゃうとか、「愛のため」に使命とか仕事をおなざりにしちゃうとか、今の女性が見たら、共感しないようにヒロインのゴウンちゃん演じるテウルを描いているのは、みていて古臭い感じがプンプン。
強いて言えば、ナリがちょっといいかな、だけど、なにせ彼女の出番は少なすぎ。
ちなみに、このドラマが酷評されている理由はいろいろあるけど、代表的なのは以下の通り
1. PPL(広告)が多すぎ:確かにそう。チキン、コーヒー、キムチ、美顔器、高麗人参、化粧品などなど。しかも、主役、準主役がわざわざセリフの中で広告の説明までしてるという酷さ。ドラマのストーリーに全く関係ないところで、いきなり商品紹介が入るのではっきりいって、みてると興ざめというか白けモード全開に。
https://danmee.jp/knews/koreandrama/newdrama-thekingtopic-12/
2. 編集:普通は前回ドラマが終わったところから次回はスタートするのに、このドラマは途中で前回の最後が出てくる。つまり、「続きがみた~~~い」の視聴者を完全裏切る編集になっている。これについても、そんなところで奇抜さとか点数稼ごうとするな!という批判が炎上中
3. (そして)脚本:分かりにくい。女性蔑視、白馬の王子様、反日、親北など、これでもかと時代錯誤というか、政治的争点をぶち込んできている。日本人なので、あえていうと「独島(ドクト)(韓国名)、日本名は竹島)」の領有権が日本ではない、という設定、南北統一がされているという設定。しかも、レアアースが豊富な国という喧伝。韓国国内の放送ならいざ知らず、ネットフリックスで世界同時配信しているのを完全忘れているような、政治的メッセージの伝え方にびっくり(+_+)。しかも13話でついにパラレルワールドに加え、タイムスリップまで。こんがらがることこの上なし。
キム・ウンスク血迷ったか、と正直見ながら思ってる。放送しながら台本書いてるのか、どんどん複雑に持っていこうとしてる感じがしてあと3話でどう収拾するのって感じになっている。ちなみに、本作PDが途中で交代になったらしい。視聴率が悪いから、監督交代、、のよう。
「トッケビ」で有頂天になり、そこから脱却出来ていない感じ。
まさに「栄枯盛衰」
しかも、13話はコロナのための特別番組放送のため、いきなり放送中止になったというお粗末さ。これもSBSが視聴率のひどさに嫌気がさし、ガス抜きはかったとみられている。が、これに対しても視聴者炎上中。
とにもかくにも、日本のネットフリックスランキングでは、新しいエピソードが公開されるとトップ10に登場するということで、根強いファンがいることが確認できるけど、本国での視聴率はいまいちで放送終了。
https://ko.wikipedia.org/wiki/%EB%8D%94_%ED%82%B9_:_%EC%98%81%EC%9B%90%EC%9D%98_%EA%B5%B0%EC%A3%BC
「トッケビ」では何度も泣けたのに、本作では一度も泣けずじまい。でも、新たなお気に入り「ウ・ドファン」くんを知る!
原題:더 킹:영원의 군주
公開:2020年(SBS)
監督:ペク・サンフン、チョン・ジヒョン백상훈, 정지현
脚本:キム・ウンスク김은숙
主演:イ・ミンホ、キム・ゴウン、ウ・ドファン、キム・ギョンナム、チョン・ウンチェ、イ・ジョンジン、이민호, 김고은, 우도환, 김경남, 정은채, 이정진
お薦め度:☆☆☆
ジャンル:ラブロマンス
https://programs.sbs.co.kr/drama/theking/cast/63972#0_0
正直、1~3話は詰まらなくて脱落しそうになってて、4話で初めてキム・ゴウン演じるテウルが、イ・ミンホ演じるイ・ゴンの世界にいってからが俄然、私的には面白くなった。大好きなジャンルがラブコメとラブロマンスなので、主演ふたりのラブラインが始まってからのほうが、面白く感じるのは当然といっちゃ当然だけど。
とはいえ、残念なのはキム・ウンスク作家が反日だ、と感じる設定とセリフが多いこと。ミスターサンシャインもそうだったけど、70年代生まれの脚本家の作品は必ず反日の場面というか設定が出てくる(ホン姉妹の「ファユギ」でも反日の話が出てくる。彼女たちも70年代生まれ)。6話でも露骨に出てきて、正直ちょっとというか(かなり)不快になってしまった。どこのスポンサーに配慮した反日だったのか???だけど、キム・ウンスク作家にしては初の露骨な反日だったように思う。中国に留学してた2009年もそうした反日のドラマや、戦時中のドラマが普通に地上波で繰り返し放送されていて、こうやって思想教育やっていたのか、と感じていたけど、今の韓流でもドラマや映画で反日を扱うものが多いことにちょっとがっかり。
脱線しちゃったけど、ラブラインについては正直テウルの気持ちの傾き方が突然すぎで、・・・。なんの事件もないのに、Fall in Loveだったのでいや~結局、お金?地位?に惹かれたのか、と思わせられてしまって、すごく唐突感。やっぱりキム・ウンスク作家の目線では、女性は男性の添え物なんだな、という事実をまざまざと見せつけられて、。最初から最後までなぜそんなに好きだったのか、最後まで見終わってもいまいちわからなかった。
でも、ドラマ自体も並行世界という設定が分かりにくいので、ドラマへの没入感も正直いまいち。キム・ウンスク作家は、ラブロマンスはいいけど、サスペンスには向かないのかなと。サスペンスの書き方が、個人的にはとても雑に感じた。これまでの作品をみても、刑事事件ものの作品ってないし、その意味でもこうしたサスペンス系の謎解きがもしかしたら苦手なのかも、と感じた。だから結局、なにがいいたいんだろう、と感じるところが結果的に多くなっていたように思う。ミスター・サンシャインもだったけど、二作続けてキム・ウンスク作家いまいち。韓国で放送されているリアルタイムの視聴率も最後まで浮上しずじまいだった。
しかも、肝心のお得意ラブラインも、なぜ~っていうくらい単純すぎ。
しかもしかも、テウルがゴンに会うたび(多分切なくって好きすぎて)泣いてばかり。とにかく毎回、これでもかっていう位、泣く泣く泣く。1話の中で一体何回泣くんだ、ってくらい強烈に頭に残るくらい泣いてばかり。正直、キム・ゴウンが泣くたびに強烈に白けて、泣くシーンはついつい早送り。
ゴウンちゃん大好きだったけど、本作でいまいちな女優さんに転落しつつある。演技力に定評のある女優さんなのに、どうも共感出来ない。特に、泣く演技が強烈に毎回同じようで、泣くにしてももっと違う泣き方ができるだろうと。警察官で汚い言葉遣いなのに、ゴンのことでは泣いてばっかりなので、個人的には・・・キャラクター崩壊してるな、と感じながらみていた。「トッケビ」観てた時は、ウンタクと一緒に大泣き出来たのに、本作では全く「泣く」気になれない。完全、勉強用の教材として割り切っての視聴となった。
で、最終話を視聴し終わっても感想は、う~~~ん。韓流ドラマあるあるの終わり方だった。よく言えば「伏線」を回収して、になるんだろうけど、正直「詰め込み」過ぎててちょっとおなか一杯。
韓流ドラマでは、とにかく最終話に「これでもか!」と詰め込むパターンが多いのでまさにそんな終わり方だった。
本作は本国での視聴率が低迷が話題になった作品だけど、ウ・ドファン演じるウンソプとヨンがとてもいい味を出していた。ちょっと抜けてて可愛い系のウンソプと、隙が無い出来る男系のヨン。どっちもそれなりに魅力があってみていてテンションあがる。けど、最近は出番も少なくて、私のお気に入りの可愛い系ウンソプが見られなくなってちょい残念。ヨンはヨンでかっこいいから、まあ許すけど。最後まで、ヨンはクールでカッコよかった!!
それにしても、ク総理は、話が進めば進むほど、イヤな女になっていき、最後までイヤな女だった。
https://programs.sbs.co.kr/drama/theking/clip/63960/OC449452822
このドラマ、テウルにしろ、ク総理にしろ、ルナにしろ、共感できる女性キャラがいない。いくらキム・ウンスク作家が「プリンスメーカー」といえども、ドラマの視聴者は圧倒的に女性が多いのに、ここまで女性の主演キャラを時代と逆行したふうに描くとは、感覚が古くなってきているのかな、と。
「トッケビ」の2016年と、今の2019/2020年では明らかに女性の社会進出を後押しする雰囲気はさらに増長されているし、「女性」が強くなってきているのに、「愛のために」命まで捨てちゃうとか、「愛のため」に使命とか仕事をおなざりにしちゃうとか、今の女性が見たら、共感しないようにヒロインのゴウンちゃん演じるテウルを描いているのは、みていて古臭い感じがプンプン。
強いて言えば、ナリがちょっといいかな、だけど、なにせ彼女の出番は少なすぎ。
ちなみに、このドラマが酷評されている理由はいろいろあるけど、代表的なのは以下の通り
1. PPL(広告)が多すぎ:確かにそう。チキン、コーヒー、キムチ、美顔器、高麗人参、化粧品などなど。しかも、主役、準主役がわざわざセリフの中で広告の説明までしてるという酷さ。ドラマのストーリーに全く関係ないところで、いきなり商品紹介が入るのではっきりいって、みてると興ざめというか白けモード全開に。
https://danmee.jp/knews/koreandrama/newdrama-thekingtopic-12/
2. 編集:普通は前回ドラマが終わったところから次回はスタートするのに、このドラマは途中で前回の最後が出てくる。つまり、「続きがみた~~~い」の視聴者を完全裏切る編集になっている。これについても、そんなところで奇抜さとか点数稼ごうとするな!という批判が炎上中
3. (そして)脚本:分かりにくい。女性蔑視、白馬の王子様、反日、親北など、これでもかと時代錯誤というか、政治的争点をぶち込んできている。日本人なので、あえていうと「独島(ドクト)(韓国名)、日本名は竹島)」の領有権が日本ではない、という設定、南北統一がされているという設定。しかも、レアアースが豊富な国という喧伝。韓国国内の放送ならいざ知らず、ネットフリックスで世界同時配信しているのを完全忘れているような、政治的メッセージの伝え方にびっくり(+_+)。しかも13話でついにパラレルワールドに加え、タイムスリップまで。こんがらがることこの上なし。
キム・ウンスク血迷ったか、と正直見ながら思ってる。放送しながら台本書いてるのか、どんどん複雑に持っていこうとしてる感じがしてあと3話でどう収拾するのって感じになっている。ちなみに、本作PDが途中で交代になったらしい。視聴率が悪いから、監督交代、、のよう。
「トッケビ」で有頂天になり、そこから脱却出来ていない感じ。
まさに「栄枯盛衰」
しかも、13話はコロナのための特別番組放送のため、いきなり放送中止になったというお粗末さ。これもSBSが視聴率のひどさに嫌気がさし、ガス抜きはかったとみられている。が、これに対しても視聴者炎上中。
とにもかくにも、日本のネットフリックスランキングでは、新しいエピソードが公開されるとトップ10に登場するということで、根強いファンがいることが確認できるけど、本国での視聴率はいまいちで放送終了。
https://ko.wikipedia.org/wiki/%EB%8D%94_%ED%82%B9_:_%EC%98%81%EC%9B%90%EC%9D%98_%EA%B5%B0%EC%A3%BC
stellaombra at 10:14|Permalink│Comments(0)
2020年06月16日
偉大な誘惑者(原題:위대한 유혹자)
「ザ・キング~永遠の君主」を見てウ・ドファンくんに嵌り、他の作品もみたくなって、久々に一気見したドラマ。古いフランスの小説「危険な関係」をドラマ化したもので、同小説を映画化したものに過去にはチョ・ドヨン×ペ・ヨンジュン「スキャンダル」がある。
原題:위대한 유혹자(そのまま直訳のお題)
公開:2018年
監督:カン・イン、イ・ドヒョン
脚本:キム・ボヨン
主演:ウ・ドファン、ジョイ(Red Velved)、ムン・ガヨン、キム・ミンジェ、キム・ソヒョン
お薦め度:☆☆☆
ジャンル:ラブロマンス
本国での視聴率はいまいちだったけど、個人的にはまあ面白く一気見した作品。全くの事前知識なしに、単に「ウ・ドファン」が出ているドラマを検索し、Unextにある作品のなかで新しいものから見ようと思い、見始めたのがこの作品。マクチャンドラマで、韓国ドラマあるあるがいっぱい詰まった作品だった。そのせいか、舞台は2018年の韓国なのに、なぜかふるくさーーーい感じが最後までぬぐえなかった。なぜかなあと思って、ネットで見終わった後、色々検索したら1782年のフランスの小説をドラマ化したものだったから、のよう。(今どき、に脚色しきれていなかったせいだと思った)
まあストーリーは、「冬ソナ」とか「ラブレイン」のような感じで、親同士が恋人同士で、そして子どもも恋人同士。親の因縁を知った、子どもたちは別れるけど、また再び付き合うようになってハッピイエンド、という究極の「THE マクチャン」ドラマだった。親の因縁、交通事故、意識不明とかこれでもか、っと次から次へといろいろでてきて飽きないといえば飽きさせない。
ちなみにウ・ドファン以外の主演3人は1996年生まれなので、高校卒業から大学1年生というドラマの設定に比較的マッチした年齢なので、高校の制服を着ているシーンでも大きな違和感なくみることが出来た。財閥御曹司と庶民の恋という、韓流鉄板の設定で、使い古された感はあるが、「マクチャン」でありながら、比較的先の読みやすい展開なので、そんなにストレスなく見ることが出来た。
ウ・ドファンくんは安定のカッコよさなんだけど、演じるシニョンは、キャラが二転三転し、どのシニョンがいいか、と言われると私的には最初の頃のスジを守っている頃のシニョンが一押し。興奮して割れたグラスを握り、血を流すスジを宥めるシーンのシニョンにキュンキュン。また、ウ・ドファン×ムン・ガヨン×キム・ミンジェのいつでもつるんでる3人の関係がとてもいい。この3人の関係が、「遊びで始めた恋愛ゲーム」がきっかけとなり壊れてしまうのは、なんとも皮肉。
遊びで始めた恋愛ゲームに本気になってしまう財閥御曹司を「ウ・ドファン」、その相手役ヒロインの一般庶民を「ジョイ」が演じ、2番手カップルにキム・ミンジェ×ムン・ガヨン。個人的にはヒロイン対決では、セレブ役で華やかなムン・ガヨンのほうに軍配で、ヒロインのジョイには最後まで共感出来なかった。ムン・ガヨン演じるスジのほうが人間的で、ドラマのなかでは悪女役なんだけど、見ているとジョイ演じるテヒよりは、スジを応援したくなってしまった。テヒもそれなりに、辛い環境の中で育ってきているんだけど、いまいち人間的な深みがなく、薄っぺらい感じのいい子ちゃんになっちゃってて、これが単に演技力の問題なのか、分からないけど、全然共感出来なかった。
一方、スジも最初から、庶民派のテヒのように駆け引きではなく、ストレートに自分の素直な気持ちをぶつけていれば、シニョンを失うことがなく、つるんでいた3人の関係もまた全く別のものになっていただろうな、と思うと、人生ってつくづく思い通りにいかないなあと。ある意味、庶民派のテヒは他に武器がないから「素直」と「正直」でぶつかっていけるけど、お金持ちのスジは背負っているものもいろいろあり、「素直」にぶつかれず、結局「愛」の前では駆け引きのない、「素直さ」に軍配が上がり敗退してしまう。結局、持っていると常に選択がつきまとうので、選択肢が多いのも考えものだなあとしみじみ。
テヒは「花より団子」に出てくるつくし、みたいで言っていることは正論で、真っすぐなんだけど、テヒには最後まで共感出来ずじまい。いい子ちゃんなんだけど、その正論のセリフが人を傷つけていることに気づいていない無神経さがまだまだ子どもっぽい感じで、シニョンをまっすぐに愛していることを自画自賛してて、スジのセリフにあるように「誰もがあなたのように正直になれるわけではない」という言葉にテヒに共感できない理由が凝縮されている気がした。ドラマの設定上は、テヒのほうがどこにもいるんだけど、人としてはスジっぽい子のほうが多いんじゃないかなあと。
あと、ネットで検索すると、ドラマ後に恋人同士を演じた、ウ・ドファンとジョイではなく、ウ・ドファンとムン・ガヨンに熱愛疑惑(もちろん双方否定)が出たらしく、これにもファンの願望が入っているのかなあ、と。テヒよりスジでしょ、という。と邪推。
「SKYキャッスル」で見たキム・ソヒョンが、スジの母親役で出ていて、「SKYキャッスル」、「ここに来て抱きしめて」、そして本作と、視聴した作品すべてが、純粋な「いい人」役で、こうしたイメージのある俳優さんなのかなあ、と漠然と思ったりして、、。
原題:위대한 유혹자(そのまま直訳のお題)
公開:2018年
監督:カン・イン、イ・ドヒョン
脚本:キム・ボヨン
主演:ウ・ドファン、ジョイ(Red Velved)、ムン・ガヨン、キム・ミンジェ、キム・ソヒョン
お薦め度:☆☆☆
ジャンル:ラブロマンス
本国での視聴率はいまいちだったけど、個人的にはまあ面白く一気見した作品。全くの事前知識なしに、単に「ウ・ドファン」が出ているドラマを検索し、Unextにある作品のなかで新しいものから見ようと思い、見始めたのがこの作品。マクチャンドラマで、韓国ドラマあるあるがいっぱい詰まった作品だった。そのせいか、舞台は2018年の韓国なのに、なぜかふるくさーーーい感じが最後までぬぐえなかった。なぜかなあと思って、ネットで見終わった後、色々検索したら1782年のフランスの小説をドラマ化したものだったから、のよう。(今どき、に脚色しきれていなかったせいだと思った)
まあストーリーは、「冬ソナ」とか「ラブレイン」のような感じで、親同士が恋人同士で、そして子どもも恋人同士。親の因縁を知った、子どもたちは別れるけど、また再び付き合うようになってハッピイエンド、という究極の「THE マクチャン」ドラマだった。親の因縁、交通事故、意識不明とかこれでもか、っと次から次へといろいろでてきて飽きないといえば飽きさせない。
ちなみにウ・ドファン以外の主演3人は1996年生まれなので、高校卒業から大学1年生というドラマの設定に比較的マッチした年齢なので、高校の制服を着ているシーンでも大きな違和感なくみることが出来た。財閥御曹司と庶民の恋という、韓流鉄板の設定で、使い古された感はあるが、「マクチャン」でありながら、比較的先の読みやすい展開なので、そんなにストレスなく見ることが出来た。
ウ・ドファンくんは安定のカッコよさなんだけど、演じるシニョンは、キャラが二転三転し、どのシニョンがいいか、と言われると私的には最初の頃のスジを守っている頃のシニョンが一押し。興奮して割れたグラスを握り、血を流すスジを宥めるシーンのシニョンにキュンキュン。また、ウ・ドファン×ムン・ガヨン×キム・ミンジェのいつでもつるんでる3人の関係がとてもいい。この3人の関係が、「遊びで始めた恋愛ゲーム」がきっかけとなり壊れてしまうのは、なんとも皮肉。
遊びで始めた恋愛ゲームに本気になってしまう財閥御曹司を「ウ・ドファン」、その相手役ヒロインの一般庶民を「ジョイ」が演じ、2番手カップルにキム・ミンジェ×ムン・ガヨン。個人的にはヒロイン対決では、セレブ役で華やかなムン・ガヨンのほうに軍配で、ヒロインのジョイには最後まで共感出来なかった。ムン・ガヨン演じるスジのほうが人間的で、ドラマのなかでは悪女役なんだけど、見ているとジョイ演じるテヒよりは、スジを応援したくなってしまった。テヒもそれなりに、辛い環境の中で育ってきているんだけど、いまいち人間的な深みがなく、薄っぺらい感じのいい子ちゃんになっちゃってて、これが単に演技力の問題なのか、分からないけど、全然共感出来なかった。
一方、スジも最初から、庶民派のテヒのように駆け引きではなく、ストレートに自分の素直な気持ちをぶつけていれば、シニョンを失うことがなく、つるんでいた3人の関係もまた全く別のものになっていただろうな、と思うと、人生ってつくづく思い通りにいかないなあと。ある意味、庶民派のテヒは他に武器がないから「素直」と「正直」でぶつかっていけるけど、お金持ちのスジは背負っているものもいろいろあり、「素直」にぶつかれず、結局「愛」の前では駆け引きのない、「素直さ」に軍配が上がり敗退してしまう。結局、持っていると常に選択がつきまとうので、選択肢が多いのも考えものだなあとしみじみ。
テヒは「花より団子」に出てくるつくし、みたいで言っていることは正論で、真っすぐなんだけど、テヒには最後まで共感出来ずじまい。いい子ちゃんなんだけど、その正論のセリフが人を傷つけていることに気づいていない無神経さがまだまだ子どもっぽい感じで、シニョンをまっすぐに愛していることを自画自賛してて、スジのセリフにあるように「誰もがあなたのように正直になれるわけではない」という言葉にテヒに共感できない理由が凝縮されている気がした。ドラマの設定上は、テヒのほうがどこにもいるんだけど、人としてはスジっぽい子のほうが多いんじゃないかなあと。
あと、ネットで検索すると、ドラマ後に恋人同士を演じた、ウ・ドファンとジョイではなく、ウ・ドファンとムン・ガヨンに熱愛疑惑(もちろん双方否定)が出たらしく、これにもファンの願望が入っているのかなあ、と。テヒよりスジでしょ、という。と邪推。
「SKYキャッスル」で見たキム・ソヒョンが、スジの母親役で出ていて、「SKYキャッスル」、「ここに来て抱きしめて」、そして本作と、視聴した作品すべてが、純粋な「いい人」役で、こうしたイメージのある俳優さんなのかなあ、と漠然と思ったりして、、。
stellaombra at 04:26|Permalink│Comments(0)
2020年06月09日
マッド・ドッグ〜失われた愛を求めて〜(原題:매드독)
ザ・キング~永遠の君主で、ウ・ドファンくんに嵌り、他の作品もみたくなって、ネットで探していたら、本作を知りUnextで視聴開始。本作のウ・ドファンくんは、ザ・キングでいうと、まあ「チョ・ヨン」よりのキャラ。で、並行して「私の国」も見始めたけど、こっちもどっちかというと「チョ・ヨン」よりのキャラかな、と。まあイケメンはやっぱりこうした「クール系のできる男キャラ」が似合う。
原題:매드독(英語だと「mad dog(狂った犬)」
公開:2017年
監督:ファン・ウィギョン
脚本:キム・スジン
出演:ユ・ジテ、ウ・ドファン、リュ・ファヨン、チョ・ジェユン、キム・ヘソン、ホン・スヒョン、チャン・ヒョクジン、チェ・ウォニョン
お薦め度:☆☆☆
ジャンル:ドラマ、クライム・サスペンス
本作は、知らなかったけどあっこの人みたことある!て俳優さんが、たくさん。まず有名どころは、マッドドッグのチームリーダー役のユ・ジテ。あと、「僕が見つけたシンデレラ」に女優役で出てたリュ・ファヨン。それに、「太陽の末裔」でいけ好かない所長役をやってたチョ・ジェユン、SKYキャッスルでは正義感にあふれた医師役を演じてたチェ・ウォニョン。チェ・ウォニョンは今回は悪役キャラ。
ということで、見始めたら斜め見で一気に最後まで見ちゃった。
悪質な保険金詐欺を調査するチーム「マッド・ドッグ」が社会を辛辣に暴くというストーリー。こうした詐欺を暴く過程でまあグレーというか違法なこともやるんだけど、決して悪いことをやっているわけではなく、あくまで「詐欺/悪者」に制裁を加え、世の中を正していくといった「いい人集団」
まあ類似の設定で行くと、最近BSで始まった「プレーヤー~華麗なる天才詐欺師~」がこの路線を踏襲している気がする。これはソン・スンホン×クリスタル(f(x))ということで、期待してたけど、私は最初の数話をみて脱落・・・
脱線したけど、本筋に戻すと、この「マッド・ドッグ」、いろんな事件を扱うんだけど、一貫しているのは「航空機事故の真相」を暴くというもの。「バガボンド」も同じく「航空機事故の真相を暴く」ストーリーなんだけど、バガボンドがこの事件のみを掘り下げていくドラマだったのに対し、本作は「航空機事故の真相を暴く」がもちろんメインなんだけど、その合間合間に細かい「保険金詐欺事件」がちょこちょこ入っていて、まあ飽きずに見ることが出来る。
本作、ウ・ドファンくんは、「航空機事故の犯人の弟」で、イケメン設定。しかも、出来る男で「キム博士」の愛称で呼ばれている。
確かに、イケメンキャラぴったり❤
で、ウ・ドファンくんのお気に入りのセクシー系女性を演じているのがリュ・ファヨンちゃん。
韓国でもパク・シネに似てると話題の女優さんらしい。「僕が見つけたシンデレラ」とは全然雰囲気の違う役どころ。ちなみにファヨンちゃんは双子で、お姉さんも同じくアイドルグループに属しているらしい。

原題:매드독(英語だと「mad dog(狂った犬)」
公開:2017年
監督:ファン・ウィギョン
脚本:キム・スジン
出演:ユ・ジテ、
お薦め度:☆☆☆
ジャンル:ドラマ、クライム・サスペンス
本作は、知らなかったけどあっこの人みたことある!て俳優さんが、たくさん。まず有名どころは、マッドドッグのチームリーダー役のユ・ジテ。あと、「僕が見つけたシンデレラ」に女優役で出てたリュ・ファヨン。それに、「太陽の末裔」でいけ好かない所長役をやってたチョ・ジェユン、SKYキャッスルでは正義感にあふれた医師役を演じてたチェ・ウォニョン。チェ・ウォニョンは今回は悪役キャラ。
ということで、見始めたら斜め見で一気に最後まで見ちゃった。
悪質な保険金詐欺を調査するチーム「マッド・ドッグ」が社会を辛辣に暴くというストーリー。こうした詐欺を暴く過程でまあグレーというか違法なこともやるんだけど、決して悪いことをやっているわけではなく、あくまで「詐欺/悪者」に制裁を加え、世の中を正していくといった「いい人集団」
まあ類似の設定で行くと、最近BSで始まった「プレーヤー~華麗なる天才詐欺師~」がこの路線を踏襲している気がする。これはソン・スンホン×クリスタル(f(x))ということで、期待してたけど、私は最初の数話をみて脱落・・・
脱線したけど、本筋に戻すと、この「マッド・ドッグ」、いろんな事件を扱うんだけど、一貫しているのは「航空機事故の真相」を暴くというもの。「バガボンド」も同じく「航空機事故の真相を暴く」ストーリーなんだけど、バガボンドがこの事件のみを掘り下げていくドラマだったのに対し、本作は「航空機事故の真相を暴く」がもちろんメインなんだけど、その合間合間に細かい「保険金詐欺事件」がちょこちょこ入っていて、まあ飽きずに見ることが出来る。
本作、ウ・ドファンくんは、「航空機事故の犯人の弟」で、イケメン設定。しかも、出来る男で「キム博士」の愛称で呼ばれている。
確かに、イケメンキャラぴったり❤
で、ウ・ドファンくんのお気に入りのセクシー系女性を演じているのがリュ・ファヨンちゃん。
韓国でもパク・シネに似てると話題の女優さんらしい。「僕が見つけたシンデレラ」とは全然雰囲気の違う役どころ。ちなみにファヨンちゃんは双子で、お姉さんも同じくアイドルグループに属しているらしい。

stellaombra at 01:45|Permalink│Comments(0)