その他―華流
2020年09月01日
皇后的男人~紀元を超えた恋~(原題:相爱穿梭千年)
とはいえ、ユ・インナ演じるヒロインもジェン・シュアン演じるヒロインもちょっとおバカで恋愛至上主義なTHE女の子ってところは、共通してて男性の守ってあげたい、を刺激するキャラ設定になってた。同性からみると反感買いまくりキャラに見えるのは、今どきの女性は自立を好むからかも、なあと改めて時代の変化を感じたりもした。
2020年08月24日
寵姫の秘密~私の中の二人の妃~(原題:双世寵妃)
原題:双世寵妃
公開:2017年
監督:リチャード・ユン
脚本:楊十夜
主演: リャン・ジェイ, シン・ジャオリン, ワン・ルイチャン
ジャンル:ファンタジーラブ史劇
お薦め度:☆☆
20歳そこそこの若手俳優さんのデビュー作って感じで、まあ演技もとにかくお金かけてないなあってドラマのつくり。戦闘シーンも出てくる人少ないし、、、諸々いろんなところをケチっているなあという感じ。まあ、ウェブ小説を安く実写化と思ってみればまあ、いい感じ。
主演の俳優さんは、これからに期待って感じ。
設定はありがちなヒロインのタイプスリップ。現代から過去にタイムスリップしたヒロイン巡る皇子の皇位争いって設定は、「若儀」と同じ。(韓国版は「麗」)原題女性の快活な感じのまま、過去にタイムスリップして巻き起こすドタバタ劇って感じは、「若儀」よりは「麗」に近い。
まあ最初見てたら、主演の俳優さんに全然嵌れずだったけど、まあ見てるとヒロインは可愛いなあと思え、イケメン皇子役もまあ様になっていると思えるからドラマって不思議。様になっている、で決して嵌れるわけではないけど。
ベタ甘の幼稚なラブロマンスと思ってみれば、まあ軽い感じで見流せる。でも本国では人気が出たようで、シリーズ2も制作されている。あと話数が18話と中国史劇にしては短いのもハードル低く見始めることができる。でもヒロインのスチールはいまいち可愛くないので、別のにすればいいのに、とふと思ってしまう。ヒロインのリャン・ジェイは中国の女優さんはキレイ系が多いけど、可愛い系。

2020年07月27日
ツンデレ王子のシンデレラ(原題:致我们单纯的小美好)
原題:致我们单纯的小美好
公開:2017年
監督:楊龍
脚本:趙乾乾、吳桐、段余樂、魚枯、周楚岑、王妍
出演:フー・イーティエン、シェン・ユエ、ガオ・ジーティン、ワン・ズーウェイ、スン・ニン
お薦め度:☆☆
ジャンル:学園ドラマ
趙乾乾の同名小説のドラマ化。主人公が高校生になったところから、社会人になって3~5年目(?)くらいまでを描いているドラマ。ストーリーとしては、まさに「いたずらなKISS」チック。超優等生ツンデレ男子に恋するダメダメ女子が、頑張って両想いになり、ハッピイエンドというストーリー。しかもイタキスの直樹くん同様、フー・イ―ティエン演じるジャン・チェンのお仕事もお医者様。主演の二人は15-28歳(25?)くらいまでを演じているんだけど、さすがに無理があるかなあ、と。服装と髪型で、時間の経過を表そうとしているんだけど、ちょっと無理があって、嵌れずじまい。
なんだけど、本作は本国で大人気で、主演を演じたフー・イ―ティエン胡一天は一躍人気若手俳優の仲間入りするくらい大ブレイク。相手役の女優さんシェン・ユエ沈月は、流星花園(「花より団子」)でヒロインを演じてて、小柄で可愛い女優さん(といっても一応160センチはあるらしい)
主演カップルの身長差が30センチ近くあるので、萌えるということらしいけど、「おばさん」なのか、全く萌え&胸キュンできず。しかもまだ、当時は20代前半なので、演技力もいまいちなので、全く嵌れずじまいだった。あと、主演以外の準主役の3人もみんな20代前半なんだけど、高校生を演じるにはちょっと年を取りすぎてる感じで、なんだか、ちょっとなあ、だった。そういう意味では、中国は10代の俳優さんって層が薄いのかも、と思う。
2020年07月26日
(映画)レイダース 欧州攻略(原題:欧洲攻略)
久々の香港映画。別の中国映画と迷い、どっちにしようかなと思ってこっちを選択。海外旅行に行けないので、舞台が大好きなヨーロッパ、それもイタリアということで決め。ミラノやローマの名所が出てきて、ちょっとだけ旅行気分。
原題:欧洲攻略
公開:201年
監督:ジングル・マ
脚本:シャオ・ペン
出演:トニー・レオン、ティファニー・タン、クリス・ウー
お薦め度:☆☆☆
ジャンル:アクション
香港映画界の大スター、トニー・レオン主演。久々に見たけど、トニー・レオンはいまいちタイプじゃないんだけど、典型的中国のイケメンって感じ。系統としてはウォレス・チャンと同じ感じ。でも過去に見た映画の「レッドクリフ」で演じた周瑜の役はほんとカッコよかった。本作のお相手は、リン・チーリン。今回は、ティファニー・タン(実はティファニーとは20歳近く年の差がある)。もう御年58歳で還暦ちょい前なんだけど、50代後半でこのイケメンっぷりなら、やっぱり素敵な俳優さんだなあと思う。体形も全然崩れてないし。
横道に脱線しちゃったけど、ストーリーは米対中国って感じで、CIAに一泡吹かせるって落ち。まあ改めて、ハッキングとか情報線とかの水準が凄すぎて、日本ってほんとIT後進国だなあと思わせられる。カーライルのトップのルーベンスタインが、10年後も日本がGDP3位の地位にいれるかは甚だ不明って言っている意味がほんとよくわかるような映画だった。
こうした脚本って絶対日本ではつくれない。中国もだけど、IT系のテーマを取り扱う映画(AI、ハッキング、セキュリティ、Eスポーツ)をたくさん作ってて、子どもの頃からこうした世界があるんだと見せているのに対し、日本の映画はどうにもこうにもアナログ。技術はあるんだろうけど、こうしたテーマで脚本を書ける人がいないんだと思う。小さい頃から、こうした世界が普通だとみせているから、中高生も普通にプログラミングとかできたりするし、これが10年後とかになるとどれだけ差がつくんだろうと、考えるとほんと怖い。
近未来というか、中国が向かうべき方向性を垣間見る映画としては◎
2020年02月18日
晩媚と影~紅きロマンス~(原題:媚者无疆)
※BS12で2020年3月10日~月~金 夕方5時~ 放送中。BSはCMは入るは、編集でカットされている部分は多いはで、面白い!と思ったら動画配信サービスか、ノーカット版で見るのがベター。録画して時々見返してるけど、カット部分が多すぎて・・・。
https://www.twellv.co.jp/program/china/banbitokage/
原題:媚者无疆
公開:2018年
監督:イー・ジュン
脚本:バンミン・バンメイ
主演:リー・イートン、チュ―・チューシャオ、ワン・ドゥオ
お薦め度:☆☆
ジャンル:ラブロマンス
主演のリー・イートン演じる晩媚(ワンメイ)とチュ―・チューシャオ演じる長安(チャンアン)のラブロマンスが物語の軸。最初から最後まで一度もキスシーンもなくって、最後はサッドエンディングと切ない。
ピュアで一途なラブストーリーは大好きなんだけど、本作にいまいち嵌りきれなかったのは、人を殺すシーンと拷問シーンが多数登場するせい。あと、よくわからない蟲とか、気とかが出てくるせい。原作小説はもっとエグイらしく、ドラマはキレイに仕上がってて、原作とは全く別物に仕上がっているとのことだけど、それでもやっぱりそういうシーンが多いので好きになれなかった。
チュー・チューシャオ演じる長安は最初は全然イケメンにみえないのに、ひたすら一途に晩媚を愛し、守る姿をみると、なんかとてもカッコよくみえてきて、まさに女性の理想の男性像。ただ、愛する晩媚のために、自分の命を犠牲にして守り抜く姿は、「永遠の桃花」の夜華と共通。でも、残された白浅も夜華を忘れられずに、3年も泣き暮らしたことを考えると、長安を失った晩媚がかわいそうすぎる。ヒロインを命を懸けて守るというのが、他の華流ドラマでもよく見るパターンで王道なんだろうけど、残されたヒロインの立場になると、「まさに命を懸けて」守ってもらってありがとう、じゃないだろうなと、いつも思う。
本作の主演カップルは初めて見る俳優さんだったけど、ヒロインのリー・イートンは1990年生まれで、ヤンヤンより一つ上。とてもかわいくて全然擦れた感じがないので20台前半だと思ってて、見終わってからネットで検索してみて、ちょっとびっくり。