イ・ソム

2020年02月09日

この恋は初めてだから(原題:이번 생은 처음이라)

2020年1月31日に出版されたキネマ旬報韓流ドラマランキング、総合4位の「この恋は初めてだから」を視聴。プロが選ぶだけあって、面白かった!俳優ベースで視聴作品を選ぶスタイルなので、こうしたランキングがなければ、大好きなラブコメ・ラブロマンスジャンルでも多分見なかっただろう作品。初めてイ・ミンギを知る!イ・ミンギ演じるセヒに嵌る。(う~ん単純)

原題:이번 생은 처음이라
公開:2017年
監督:パク・ジュンファ
脚本:ユン・ナンジュン
主演:イ・ミンギ、チョン・ソヨン、パク・ビョンウン、イ・ソム、キム・ミンソク、キム・ガウン
お薦め度:☆☆☆☆
ジャンル:ラブコメ、ラブロマンス
http://program.tving.com/tvn/tvnfirstlife/7/Contents/Html




キネ旬が発表する韓国ドラマランキングは今回で三回目。
プロのライターが選ぶ、2019年最高の韓国ドラマが決定! 「第3回 韓国テレビドラマコレクション大賞」発表!【総合TOP5編】https://www.kinejun.com/2020/01/30/post-1882/

 契約結婚した男女が真の愛に気づくっていうベタなストーリーなんだけど、等身大な感じでほっこり見ることが出来た。本ドラマは、ヒロインのジホが脚本家っていう設定もあって、ジホが話す言葉にはちょっと人生哲学的だったり、本の引用があったりして、心にぐっとしみるセリフが多い。

 私的には、主人公のイ・ミンギ演じるセヒと、チョン・ソヨン演じるジホカップルがとにかくかわいく、恋愛に慣れてなくて、初々しい感じがみててキュンキュン。年齢設定は38歳と30歳なんだけど、学生よりも学生っぽくて、ほんと初々しい。特に、ジホがどんどんセヒに惹かれていって、だから「契約結婚」って形に耐えられなくなっていくのは見てて切ないし、一方セヒもいつの間にかジホを大事に思うようになってて、でも気持ちを伝えられずに結局自分のもとを去っていくジホを止められないのもほんと切ない。

 セヒがジホを失って初めてその大切さに気づいたときに、やっぱり「好き」って気持ちはベタでもちゃんと言葉にしないといけないんだなと。ジホはセヒのもとを去る時、セヒに2回も告白する機会を与えたのに、セヒは自分の想いをジホに伝えなくて、結局ジホは「セヒも自分を想ってる」って確信が持てず、去ることを決める。何度もこのシーンは見てて、なんでセヒはジホに自分の気持ちを伝えなかったんだろうって。何度みても理解できないシーン。でも、最高に切なくて、好きなシーン。

 最初にNetflixで韓国語字幕で見て、Unextでお気に入りのシーンを日本語で見直してみたけど、やっぱり改めて原文のニュアンスを全部伝えきるのって難しいなあ、と。
 

 ネットで検索してたら、韓国での放送当時は日本の「逃げ恥」の盗作疑惑が出たこともあったみたい。まあ、主人公カップルの設定は似てる、といえばとても似てる。イ・ミンギ演じるセヒがIT企業社員で非婚主義者(なぜ非婚主義なのかは後半明らかになるんだけど)と、ソウル大卒なのに脚本家の夢を諦められず安月給で働くチョン・ソヨン演じるジホ。でもって、ジホは家事能力抜群。掃除もお料理もパーフェクトにこなしちゃうしっかり者。

 
 ちなみに本作で初めてイ・ミンギをみたけど、前髪を下す髪型にかえてからは、アン・ジェヒョンに見えてしょうがなかった。さすが、モデル出身だけあって、小顔だし、背も高くて細くてやっぱりかっこいい。最初は、全然イケメンって思えなかったんだけど、ドラマが進むにつれ、すっかりセヒに魅了されてしまった。

セヒ by イ・ミンギ
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アン・ジェヒョン
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イ・ミンギとアン・ジェヒョンはドラマ「僕が見つけたシンデレラ」で共演。同じドラマでみると、役柄が、イ・ミンギが財閥御曹司、アン・ジェヒョンが牧師志望のフリーターなので全然違ってみえる!役柄によって印象ってホント変わるわ・・・。








stellaombra at 13:13|PermalinkComments(0)

2019年12月27日

(映画)ハッピィログイン(原題:좋아해줘)

韓流ドラマでもよく見るひとたちオンパレードって感じの映画。
ストーリーは、ラブアクチュアリーの韓国現代版という言葉がぴったり。3組のカップルのラブストーリーが同時並行で進んでいく映画。Unextで視聴。

原題:좋아해줘
公開:2016年(韓国)
監督:パク・ヒョンジン
脚本:ユ・ヨンア、パク・ヒョンジン
主演:ユ・アイン、イ・ミヨン、チェ・ジウ、キム・ジョンヒョク、カン・ハヌル、イ・ソム
ジャンル:(ロマンチック)ラブコメ
お薦め度:☆☆☆☆

https://knda.tv/kntv/program/kn190905/



 本作みて、改めてカン・ハヌルもユ・アインもドラマっていうより、どっちかというと映画向きの俳優さんかも、と感じた。カン・ハヌルを初めてみたのは「麗~花燃ゆる8人の皇子(なんでこの邦題??。イケメンって出せば視聴率が取れると思ったのか?と勘ぐってしまうくらいのいまいちな邦題。韓国語の言語を直訳すると「月の恋人」なんだけど...)」明らかに、イケメンアイドルたちのなかで、ぴかっとひかる演技でなんか軽くなりがちなドラマに重厚さを添えてた。ユ・アインも同様かな。ドラマでもイケメンって設定の役が多いんだけど、個人的にユ・アインのルックスはそんなに好みではなくて....。でも演技は好き。見ててなんかしっくり来る。でも、カン・ハヌルよりは、わりと「ユ・アインはユ・アイン」って感じで似たようなキャラクターにみえちゃうことがちょっと残念(そういう役を選んでるのかもだけど)。

ストーリーは、カップル3組のなんかじれったいような恋愛で、ロマンチックっていうよりは、等身大で背伸びしてなくて、手が届く感じがして親近感が沸いた。とはいえ、キャラクターの職業設定は普通、とはちょっと違うけど。チェ・ジウ演じる大人カップルの恋愛もいいけど、個人的にはカン・ハヌル×イ・ソムカップルのストーリーがなんかほっこり(カン・ハヌルマジックかも)。カン・ハヌルの切ない演技にもぐっとくる。チェ・ジウ演じる大人カップルの恋愛は、「結局無理しても続かない。等身大でいられる相手が一番!」っていうベタな教訓を視聴者に与えてる気がした。

ラブ・アクチュアリーのヒュー・グランドをふと思い出しちゃった。





stellaombra at 13:47|PermalinkComments(0)

2019年11月01日

第3の魅力(原題:제3의 매력)

「君も人間か」を見てソ・ガンジュンに嵌り、本作の次回作ということで楽しみにしてた作品。字幕付きでみたくて、漸く2019年9月~10月アジドラで放送となったタイミングで録画し、仕事の合間合間にコツコツ視聴。


原題:제3의 매력
公開:2018年
監督:표민수
脚本:박희권、박희권
主演:ソ・ガンジュン 서강준、イ・ソム 이솜
お薦め度:☆☆☆
https://www.welovek.jp/dai3/

http://tv.jtbc.joins.com/plan/pr10010947

ストーリーとしては、12年にわたるふたりの初恋の物語。なんだけど。目線としては、ソ・ガンジュン演じるオン・ジュニョンの20歳~32歳まで一途に一人の女性を想い続けた物語ともいえるかも。

女性の恋は良くオーバーライド(上書き保存)と言われ、次の恋人が見つかると元カレは過去の人となっていくんだけど、男性の恋は名前を付けて保存といわれるように、別々にフォルダをつくって帆損していくようなもの、という定説をまざまざと感じさせられた作品。

とにかく、ジュニョンの12年は全てイ・ソム演じるヨンジェなしには語れず、性格も全く真逆のヨンジェはジュニョンにとって忘れられない女性。女性としてはヨンジェポジションならいいけど、後からジュニョンを好きになった女性からすると、どんなに想っても相手には自分よりも好きな女性がいるんだ、と気付かされ涙せざるを得ない切ないストーリー。


結局、ジュニョンはヨンジェと別れるたびに現実逃避であっさり、さくっと人生を棒に振っちゃう。
真面目なジュニョンなので、立て直すんだけど、折角築いてもヨンジェのために、あっさり振り出しに、という。ジュニョンはジュニョンでヨンジェに振り回され、一体どれだけ苦労するんだって。

ジュニョンもヨンジェもハッピーエンドではない終わり方(次に続く的ではあるけど)は、まさに現実の人生って感じで、ドラマよりも生々しい現実って感じがして、考えさせられたドラマだった。

個人的には、一途にジュニョンを想ってるのに報われなかったセウンに涙。ほんとうにいい子なのに、想いでの元カノに最後の最後で負けちゃって、一旦受けたジュニョンのプロポーズをジュニョンを想い、自分から断ったことにし、ジュニョンを開放してあげるの。結局、ヨンジェは自分は両親もいなくて苦労してるし、と自分のことばかりで、ジュニョンもホチョルも自分のことを大切に心から思ってくれる人を傷つけてばかりで他人への配慮がかけまくり。でも自分も不幸だから当然とばかりに、周りも不幸にしちゃう女性。頑張ってるのは分かるが、一歩引いてみれば、どれだけ自分が愛されてるかわかるのに、最後まで独りよがりで。でも、現実にはヨンジェタイプはいるいる、で本人だけが気付いていないんだろうな、と。

改めてべたですが、いっぱい愛情受けてないと、ちゃんと他人にも愛情を返せないんだなとしみじみ。

ラブコメ、ラブロマンスのジャンルというよりは、深い人生ドラマだった。ちゃんちゃん。
セウン×ジュニョンのハッピーエンドだったら、個人的には終わりすっきり、だったのに、と思う。
(あくまで勝手な願望)
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stellaombra at 22:07|PermalinkComments(0)