イ・ソンミン

2020年05月28日

(映画)工作 黒金星と呼ばれた男(原題:공작)

骨太の映画。実話を基にしたスパイ映画。これを見ると、韓国の至るところにCCTVが設置されているのもなんとなく文化的に納得。昔から盗聴に抵抗がない国なんだなあと、と。まあ多少的外れな感想ではああるが。チュ・ジフンが出てるということで、視聴。

原題:공작
公開:2018年
監督:ユン・ジョンビン
脚本:
主演:ファン・ジョンミン イ・ソンミン チョ・ジヌン チュ・ジフン
ジャンル:ドキュメンタリー、スパイ
お薦め度:☆☆☆
https://news.yahoo.co.jp/byline/kuwahatayuka/20190816-00138574/

 

 ユン・ジョンビン監督は1979年生まれの40歳。ネットで検索した時にヒットしたウィキペディアの写真があまりにも若くて、変なところでちょっとびっくり。

 映画自体は、私の好きなジャンルのラブコメでも、コメディでもなく、実話に基づくフィクションで結構重い内容。北の核開発実態を探るために工作員として潜入した男が主人公のお話。個人的には彼と、北朝鮮の外貨獲得を統括していたリ所長との男の友情にちょいほろりと来る。

 お互い祖国は一つだけど、平和を望み、武力行使を嫌い、国を裏切っても信じる信念のために生きるところとかが、一貫してて生き方としてかっこいい。

 にしても、韓国の選挙が近づくたびに、韓国の政治家が北朝鮮に武力行使を依頼し、常に反共産政権が誕生するよう主導する裏工作を行っていたという信じがたい事実にちょい驚く。そして、あっさり都合が悪くなると、個人を切り捨てる。所詮、国家ってそんなもんだよな、という政治の汚い部分を描いている映画。

 まさに、今も続く北朝鮮の断続的武力行使が何らかの政治的意図を持っていることを改めて考えさせる契機になるいい映画だった。こうした骨太の映画もたまにはみない、とね。

 でも、期待していたほどチュ・ジフンの出番は多くなくてちょっとがっかり。





stellaombra at 15:25|PermalinkComments(0)

2020年04月30日

ミセンー未生―(原題:미생 - 아직 살아 있지 못한 자)

サラリーマンのバイブル。日本でもリメイクされた人気ドラマで、元はウェブコミックが原作。
延世大学で勉強していたときの語学のテキストにも登場するくらい韓国でも大ヒットのドラマ。

原題:미생 - 아직 살아 있지 못한 자
公開:2014年(tvN)
監督:김원석 キム・ウォンソク
脚本:チョン・ユンジョン
主演:イム・シワン、カン・ソラ、カン・ハヌル、イ・ソンミン、ピョン・ヨハン
お薦め度:☆☆☆☆
ジャンル:ドラマ
http://program.tving.com/tvn/misaeng/13/Contents/Html?h_seq=1


最近、自宅で過ごす時間が以前にも増して増加中なので、字幕の勉強かねて見直したいドラマのひとつ。
このドラマでイム・シワンが演技ドル(演技をするアイドル)として注目されたドラマ。イム・イワンは「太陽を抱く月」のヨムの子供時代を演じてて、その時のカッコよさに劇嵌り。本作も安定の演技力とカッコよさ。強いていうと、ジャニーズ系で背がいまいち高くないのと童顔ので、演じる役柄に今後キャップがかかりそうで、そこだけがちょっと懸念。

課長演じるイ・ソンミンはかっこいい。こんな課長がいたら、絶対ついていく!大体の課長さんは日和見で部下の手柄横取りの責任部下に擦り付け、が多いのはサラリーマン時代に十分経験済み。


本ドラマはフィクションだけど、割と職場のリアルを等身大で描いていることから、みていて共感できる部分がほんと多くてお薦め。



stellaombra at 11:46|PermalinkComments(0)