オ・ユナ

2020年12月21日

一度行って来ました(原題:한 번 다녀왔습니다)

 KBSの週末ドラマ。長かった。100話。毎週録画し完。
週末のホームドラマってことで、当然本国でも人気で平均視聴率28%と高視聴率。
ポジティブトーンで「離婚」を扱っていて、改めて韓国社会も変わってきたなあ、と思う。

原題:한 번 다녀왔습니다
公開:2020年(KBS)
監督:イ・ジェサン
脚本:ヤン・ヒスン、アン・アルム
出演:イ・ミンジョン、イ・サンヨプ、チョン・ホジン、チャ・ファヨン、イ・ジョンウン、オ・ユナ、イ・ジョンウン他
ジャンル:ホームドラマ
お薦め度:☆☆☆(長いので見るには体力、気力、そして時間が必要)

   


 主演はイ・ミンジョン×イ・サンヨプなんだけど、まあ半年間の週末ドラマってこともあってこの二人が出ずっぱりというわけでもなく、とにかく出演者も多く、とにかくもりもりの内容。「黄金色の私の人生」に出てたチョン・ホジンが本作もお父さん役で出てて、「ボーイフレンド」で財閥の会長役チャ・ファヨンがお母さん役、そして「神との約束」で悪女役を熱演のオ・ユナが元スッチーのシングルマザー役、「パラサイト」の家政婦役のイ・ジョンウンがドラマのキーとやる役を熱演と、とにかくみたことある、の俳優さんがたくさん出てくる。
  
 ストーリーはこんなの現実にあったら、両親は大変だろう、だけど、子ども4人が全員離婚してしまう、という序盤からドラマが始まり、この4人の子どもの離婚と再出発、それに絡め、家族とは?って考えさせる内容になってて、ある意味KBSの王道路線って感じかな。で、離婚の過程はサラリって描いてるからか、ドロドロ感があんまりなし。で、結局離婚しちゃうんだけど、うち二人が結局元鞘に収まる(ネタバレ、、、)という。でもって、やり直しがきかなかったのはいずれも、浮気が原因でダメになっちゃったカップル。ということで、まあ「浮気」はNGみたいな描き方にしてるのもさすが公共性の高い電波のKBSって感じ。


 時間があり、恋愛ものとかに興味がなくって、韓国の文化や今を知りたい人にはお薦めかな。

stellaombra at 00:03|PermalinkComments(0)

2020年08月25日

神との約束(原題:신과의 약속)

 ホームドラマチャンネルで放送されていたドラマ。放送と並行しながら視聴し、本日視聴終了。

原題:신과의 약속
公開:2018年(MBC)
監督:ユン・ジェムン윤재문 <불어라 미풍아> <장미빛 연인들> <천 번의 입맞춤> 등 연출
脚本:ホン・ヨンヒ홍영희 <가족을 지켜라> <사랑은 노래를 타고> <별도 달도 따줄게> 등 집필
主演:ハン・チェヨン、ぺ・スビン、オ・ユナ、イ・チョ二
ジャンル:ホーム、社会派ドラマ
お薦め度:☆☆☆

 

 http://www.imbc.com/broad/tv/drama/Apledgetogod/cast/
 
 https://culture-pub.jp/kamitono_yakusoku/

 ピュアに本国でも視聴率が高かったドラマで最高資料率は18%と近年の地上波放送として高視聴率。ファンタジー要素もなければ、キュンキュンの恋愛ドラマでもなく、地に足の着いた社会派ドラマ。本ドラマの制作意図は、「母性は倫理と道徳を超えるか?」という問いを視聴者に投げかけたもの。結局ドラマの中で、答えは出ていないんだけど、それを視聴者に考えさせるというちょっと深いドラマ。そもそも、最近大ヒットで終了した「夫婦の世界」といい不倫に対するネガティブ感が薄れ、なんかおしゃれみたいな風潮すらある中、不倫は=悪みたいな立ち位置で描かれている本作はちょっとひと昔前の「古き良き価値観」を問うというドラマになっているのが、高視聴率を得た理由かなとも思う。

 主演の、ハン・チェヨンの4年ぶりのドラマ復帰作。またペ・スビンは、「華麗なる遺産」、「トンイ」と私が見たドラマでは一貫して、いい人でヒロインを想いながらも報われないんだけど、一途にヒロインに尽くすという騎士的ポジションにングの俳優さん。本作では、のっけから妻が妊娠中に浮気し、離婚ということで、いい人なんだけどちょっと気が弱く流されちゃうダメ男を演じてる。また、ペ・スビンの浮気相手で後にハン・チェヨン演じるジヨンに変わり、ペ・スビン演じるジェウクの妻の座に収まるのが、オ・ユナ演じるナギョン。オ・ユナは、「師任堂(サイムダン)~色の日記」に続き、出自が貧しく、野心に溢れ、才能を武器に人を蹴落としてものし上がろうというイヤな女を演じてる。


 主演がみんなアラフォー俳優さんということで、ふわふわした感じでもなく、マクチャンでもなく、落ち着いて視聴することができるドラマだった。同時に放送されていた、「彼女の私生活」は途中から「キム秘書がいったい、なぜ?」とおんなじようなラブコメに見えてきて、最後5回くらいで離脱してしまったことを考えると、本作はそうした既視感なく最後までみれてよかった。
 



stellaombra at 17:02|PermalinkComments(0)