ユ・ジテ

2021年01月06日

(映画)金の亡者たち(原題:돈)

 2019年4月韓国に留学中に劇場で見た作品。VPNで韓国のNetflixに繋ぎ、二度目視聴。金融で働いていたので、ふんふん、と懐かしく視聴。投資とか、ファンマネ、マーケットが出てくる作品は、大好きなジャンル。

原題:돈
公開:2019年
監督:パク・ヌリ
脚本:パク・ヌリ
主演:リュ・ジュンヨル、ウォン・ジナ、ユ・ジテ、チョ・ウジン
ジャンル:経済サスペンス
お薦め度:☆☆☆(2.5)
 
 
 パク・ヌリ監督初の映画作品。全く金融業界で働いたことのない女性監督が書く経済サスペンス映画ということで、多分金融関係者が見ていると「フィクション」感ありありの部分が多々出てくるけど、金融を全く知らない人から見ると、サスペンス感あって面白いんだろうなあ、と思う。自分が働いていた業界だと中をよく知っているせいか、ストーリー含め、結構辛口になっちゃうんだけど、本作は真面目にみようとすると幼稚な部分多々あり、かなと。パク・ヌリ監督は、この作品のために暫く証券会社でインターンもどきをやったようなんだけど、やはりお仕事を知らないからか、所詮インターンで見えた部分が浅かったんだろうなあ、と。(かなり辛口な。。。)

 しかも「金持ちになりたかった!!」ってセリフ自体なんだかな~(これがカギとなるセリフなんだけど)。まあ大体、金融で働くモチベーションの一つが「お金」であることは間違いないけど、、、このセリフを前面に出しちゃうと、せっかくのストーリーが浅くなる気がするんだよね。お金のために不正に手を染めるとか、、相違にストーリーが想像ついちゃうし。

 同じように経済映画でも、「国家が破産する日」や今見ている「ブラックマネー」は実話を基にしたフィクションなんだけど、こっちのほうがよりリアリティあって重厚な感じがする。ユ・ジテとチョ・ウジンというベテランを脇に配しているんだけど、リュ・ジュンヨル×ウォン・ジナの主演キャスティングだと、、、どうも「金融」って感じにそぐわなくて、軽い感じになっちゃうのがちょっと残念。
 とはいえ、本国で300万人観客動員ということで初監督作品にしては、興行成績は出たのかな、と。経済映画でみるにしても、サスペンス映画でみるにしてもどっちでみるにしても中途半端な映画、が二度見て感じた感想。

 



stellaombra at 16:10|PermalinkComments(0)

2020年06月09日

マッド・ドッグ〜失われた愛を求めて〜(原題:매드독)

 ザ・キング~永遠の君主で、ウ・ドファンくんに嵌り、他の作品もみたくなって、ネットで探していたら、本作を知りUnextで視聴開始。本作のウ・ドファンくんは、ザ・キングでいうと、まあ「チョ・ヨン」よりのキャラ。で、並行して「私の国」も見始めたけど、こっちもどっちかというと「チョ・ヨン」よりのキャラかな、と。まあイケメンはやっぱりこうした「クール系のできる男キャラ」が似合う。

原題:매드독(英語だと「mad dog(狂った犬)」
公開:2017年
監督:ファン・ウィギョン
脚本:キム・スジン
出演:ユ・ジテ、ウ・ドファン、リュ・ファヨン、チョ・ジェユン、キム・ヘソン、ホン・スヒョン、チャン・ヒョクジン、チェ・ウォニョン
お薦め度:☆☆☆
ジャンル:ドラマ、クライム・サスペンス

 
 本作は、知らなかったけどあっこの人みたことある!て俳優さんが、たくさん。まず有名どころは、マッドドッグのチームリーダー役のユ・ジテ。あと、「僕が見つけたシンデレラ」に女優役で出てたリュ・ファヨン。それに、「太陽の末裔」でいけ好かない所長役をやってたチョ・ジェユン、SKYキャッスルでは正義感にあふれた医師役を演じてたチェ・ウォニョン。チェ・ウォニョンは今回は悪役キャラ。

 ということで、見始めたら斜め見で一気に最後まで見ちゃった。
 
悪質な保険金詐欺を調査するチーム「マッドドッグ」が社会を辛辣に暴くというストーリー。こうした詐欺を暴く過程でまあグレーというか違法なこともやるんだけど、決して悪いことをやっているわけではなく、あくまで「詐欺/悪者」に制裁を加え、世の中を正していくといった「いい人集団」
 まあ類似の設定で行くと、最近BSで始まった「プレーヤー~華麗なる天才詐欺師~」がこの路線を踏襲している気がする。これはソン・スンホン×クリスタル(f(x))ということで、期待してたけど、私は最初の数話をみて脱落・・・

 脱線したけど、本筋に戻すと、この「マッド・ドッグ」、いろんな事件を扱うんだけど、一貫しているのは「航空機事故の真相」を暴くというもの。「バガボンド」も同じく「航空機事故の真相を暴く」ストーリーなんだけど、バガボンドがこの事件のみを掘り下げていくドラマだったのに対し、本作は「航空機事故の真相を暴く」がもちろんメインなんだけど、その合間合間に細かい「保険金詐欺事件」がちょこちょこ入っていて、まあ飽きずに見ることが出来る。

 本作、ウ・ドファンくんは、「航空機事故の犯人の弟」で、イケメン設定。しかも、出来る男で「キム博士」の愛称で呼ばれている。
 確かに、イケメンキャラぴったり❤

 で、ウ・ドファンくんのお気に入りのセクシー系女性を演じているのがリュ・ファヨンちゃん。
 韓国でもパク・シネに似てると話題の女優さんらしい。「僕が見つけたシンデレラ」とは全然雰囲気の違う役どころ。ちなみにファヨンちゃんは双子で、お姉さんも同じくアイドルグループに属しているらしい。

 
ユ・ジテ、ウ・ドファン、リュ・ファヨン、チョ・ジェユン、キム ...
 
   
 


stellaombra at 01:45|PermalinkComments(0)

2020年01月30日

(映画)スウィンダラーズ(原題:꾼)

 ヒョンビン主演映画。ヒョンビンが、詐欺師に扮し、騙し騙されの頭脳戦を繰り広げる作品で、結構スリリング。飽きずに最後まで見れて、続編も作られるのでは、と期待を持たせる終わり方だった。ヒョンビンの髪型がいまいちだけど、まあそれもご愛敬で。

原題:꾼
公開:2017年(韓国)
監督:チャン・チャンウォン
脚本:チャン・チャンウォン
主演:ヒョンビン、ユ・ジテ、ぺ・ソンウ、パク・ソンウン、ナナ、アン・セハ
お薦め度:☆☆☆☆
ジャンル:ミステリー/アクション(怖くないし、アクションシーンも少ないけど...)

 
 スウィンダラーは英語のSwindler(詐欺師)。韓国語の詐欺師は、사기꾼だけど、原題は꾼のみ。꾼は名詞について~する人の意味。

 共助(コンジョ)でみせたような、ヒョンビンのかっこいいアクションシーンは皆無だけど、ストーリーがピュアに面白くお薦め!
 コメディ要素があるかといわれると、それほどコメディ要素はなくて。とはいえ、ヒョンビン演じるジソンは詐欺師のみを騙す「詐欺師」なので、人ってこう騙されるんだ、とみてると「ふむふむ」が多い。しかも、その騙される様子を、ヒョンビン演じるジソンの解説付きで、鑑賞することになるので、騙されやすい人へのアンチテーゼ感たっぷり。

 なぜ、人は騙されるのかを心理的に解明すると、「疑いを取り除くと、確信に変わる」ということで、なんかうさん臭いなあと思っていても、その疑念が単なる疑念に過ぎなかったとわかると人は信じてしまうそうな。これ、ビジネスでも使えるかも。

 脇役陣でいくと、ぺ・ソンウを誰かに似てる、と気になってみてて、視聴後でネットで検索し、増量した「オム・テウン!」だとわかり、すっきり。

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stellaombra at 10:15|PermalinkComments(0)